本卦還りのお祝いは、満60歳になる誕生日の前後でされるケースが一般的ですが、家族が遠方に住んでいることが多い近頃では、
満60歳を迎える誕生日ではなくみんなが集まりやすい時に集まるようになっています。
正月、5月、8月、9月などの連休の家族が一堂に会する日程で催すという感じです。
会社員であれば60歳の誕生日で定年で退職される方もいるので、勇退記念を兼ねるケースもあります。
勇退記念と還暦祝いでも他人のやり方に意識し過ぎず、最も大切かと思います。
還暦を祝う気持ちを表すためのプレゼントの品物は、どんなものが喜ばれるか楽々と決めるのは難しいです。
考え方は色々ですが、「還暦ならではの」ものにはしないという選び方があります。
年配者の中には、還暦は年寄というイメージを持つ人が少なくありませんので、年寄イメージに注意した方が良いと思いますよ。
色使いは、地味系よりは印象的な使い方の赤が良いと思います。
例として女性へのプレゼントなら赤ちゃんに還るという意味を持つ還暦なので、誕生石を埋めたベビーリングをプレゼントするのはどうですか?男女とも還暦であることは同じで違いはありません。
ただ前は、家の跡継ぎを男性にするという考え方から還暦のお祝いは男性だけで、そのせいで今でも女性を対象としない地区もあるみたいです。
しかし、加齢を気にする女性も多いですし、加齢のイメージの還暦のお祝いというよりも誕生祝いとして満60歳の還暦をお祝いするサプライズも良いと思います。
数え61歳の年を祝う還暦祝いは、元々は長命を祝う行事でした。
とはいっても最近の人たちは見た目もイケてて、まだまだ現役という感じがして、年寄って感じではないですね。
子が独立して家庭を持ってもいつまでも心配し続ける親御さんがいて、それはありがたいけど、「心配したらキリがないから昨日より自分たちの生活を楽しんでほしい」とハッキリ伝える絶好の機会に違いありません。
のしには、内のしと外熨斗(そとのし)があります。
内のしは、熨斗紙を直接品物の箱にかけて包装紙で包みます。
また外熨斗(そとのし)は、包装紙で品物を包み、それに熨斗紙をかけます。
熨斗紙には還暦祝いなどの表書き、そして名入れをしているので、外熨斗(そとのし)は誰からどんなお祝いなのかがすぐわかります。
逆に内のしは、包装紙を開けないと誰から何のお祝いかわかりません。
もっとも大切なのは、熨斗紙をかけて礼を表すことなので、外熨斗(そとのし)と内のしでどちらが正解ということではありません。
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