還暦を数え年の61歳にするという定義がもともとであり、満60歳になる年が、それです。

何日が誕生日だとしても満60歳になる年が、本卦還りの年です。
数え年での年齢の加算はその年の午前零時なので、本卦還りのお祝いは年明けから春分までに行っていました。
ただし現在はというと、数え年に比べ満年齢が、一般的なので、誕生日あたりをターゲットにしてお祝いの食事会などをするのが大半の選択だと思います。
お祝いをするために顔を出すことができないというならば、プレゼントを宅配などで送るようになると思います。
ある意味当然だと間違いではないにしても可能な限り手持ちして一緒に食事などしながら渡すのが、一番良いと思います。
訪問することができない場合は、カードなどでこれからも元気でいてほしい気持ちや最近の写真を同封するなどして持参できないことを補う配慮は、大切にしてください。
加えて電話することで、ご当人の喜びも一入(ひとしお)だと思います。
のしには、内熨斗(うちのし)と外熨斗(そとのし)があります。
内熨斗(うちのし)は、品物の箱に直接熨斗紙をかけて包装紙で包みます。
また外のしは、品物を包装紙で包み、それに熨斗紙をかけます。
熨斗紙には還暦祝いなどの表書き、そして名入れをしているので、外のしは誰からどんなお祝いなのかがすぐわかります。
逆に内のしは、包装紙を開けないと何のお祝いを誰からなのか不明です。
ただ、熨斗紙をかけることが礼を尽くすことですので、内のしと外熨斗(そとのし)のどちらが正解ということではありません。
還暦のお祝い品の熨斗紙(のしがみ)の水引の下側は贈り主の名前を書きますが、実際は誰からのものかわかればどちらでも問題ありません。
何人かの名前ならば2人分くらいが良さ気ですが、少なくても問題ありません。
ただ、3名以上なら子供・孫一同とした方が、きれいですね。
還暦のお祝いのためお祝いの品は、どんなものがいいか簡単に決められません。
1つの考え方として、「還暦ならではの」ものにはしないという探し方があります。
ご両親の世代だと還暦は年寄という構図を持つ人が多いので、還暦にこだわり過ぎない方が間違いないでしょう。
色合いも派手にとは言わないまでも、暗い色一辺倒ではなくピンポイントの赤がいいでしょう。
ちなみに女性に贈るなら赤ちゃんに還る意味合いの本卦還りだからこそ、持つ人のパワーを高めるベビーリングを贈り物として考えてはいかがでしょうか?

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